株式会社三神様 Salesforce 導入事例

1968年(昭和43年)、佐賀県神埼市(当時は神埼町)に、神埼燃料共同組合を母体として設立された株式会社三神様(以下、三神様)は、佐賀県神埼地区を中心に、LPガス、灯油、太陽光発電などの各種エネルギー事業、住宅リフォーム事業などを展開しています。

株式会社三神 様 株式会社三神様ロゴ

三神様は2015年4月からSalesforceを導入いたしましたが、そのいきさつや、活用方法、導入の効果について、導入の推進役でもある、営業部 営業課 課長 栁郷 真奈美様(以下、栁郷様)、総務部 総務経理課 課長代理 島 加奈子様(以下、島様)に伺いました。

まず最初に、Salesforceのような顧客情報管理システムの導入をご検討されたいきさつについて、伺わせてください。

島様:定年退職をした社員の中に、お客様にすごく詳しい社員がいたのですが、この社員が持っていた情報が、引き継いだ社員にほとんど渡されていなかったのがきっかけでした。
もちろん、集金日時のような業務に関する最低限の情報は社内に残っていたのですが、お客様の家族構成、交友関係のような営業活動に役に立つ情報は引き継がれてませんでした。

そのような状況の中、弊社社長の石川がたまたま日経新聞に掲載されていたSalesforceの記事を見て、問合せしたところ、数分後には電話での返信があり、驚いたのを覚えています。
この返信の速さは非常に好印象でした。

その中でSalesforceに決めたポイントを教えて頂けますか。

栁郷様:Salesforceを含め、3製品を比較しました。Salesforceに決めた理由は、顧客情報はもちろんですが、営業活動や商談履歴も蓄積されること、また、弊社から近い佐賀市に導入支援を行ってくれる企業があり安心感があった、という2点です。

Salesforce以外の残り2つの製品ですが、1つは、グループウェアのため、商談履歴の蓄積が難しかったですし、もう1社の製品は、導入支援がその会社の本社がある東京との間でオンラインによる実施で、不安を感じたため、採用には至りませんでした。

また、Salesforceを提案頂いたサンビットさんの営業の方が、旧背振町(現在は神埼市と合併)出身で親近感がありましたし、「次回訪問の際は、この点について進めさせてください」というように、次のステップを明確にしていただきました。この点も安心感がありました。

弊社社長の思いとしては、システムを導入することで、新たに営業事務を雇う以上の効果が出る、日々の集計という、管理職ではなくても出来る仕事を肩代わりしてくれる、という2つの効果を期待し、これが実現できると考えたSalesforceに決めました。

Salesforce導入プロジェクトにおける、弊社への印象はいかがでしたでしょうか?

栁郷様:やはり同じ佐賀の企業ということで、親近感がありました。導入プロジェクトも現場の意見を聞いていただいたりして、順調に進めていただいたという印象です。

また、営業社員向けの勉強会や、電話での迅速な対応もしていただき、非常に助かっておりました。

システムが完成し、活用開始直後はご苦労されたと伺っております。この点について、詳しくお聞かせ頂けますでしょうか。

栁郷様:利用開始当初から何度も弊社に通っていただき、操作方法の説明会開いていただいたり、アドバイスを頂いたにも関わらず、現場での利用が進まない状況と、Salesforceの導入事例を見る度に焦りを感じておりました。会社としての投資ですので、利用が思い通りに進まないことに不安を感じていたのも正直な話です。

そのままでは、使い続けるのは難しい、と考えることもあったかと思われます。この状況に変化が現れたきっかけはどのようなものだったのでしょうか。

栁郷様:利用開始から1年を迎えたとき、私も営業現場に出ることになり、Salesforceを事務所の外で利用する機会が増えました。
そのとき、入力に対する苦労を肌で感じ、こうすればもっと楽になるのでは、というアイディアが出てきました。その内容をサンビットさんにお伝えし、Salesforceを改良していただき、現場に適した使い方にすることで、無理なく使うことができるようになってきました。
これが徐々に営業担当一人一人に浸透していき、入力率も高まってきました。

このように入力する人が増えてくると、お客様対応の履歴が蓄積されてくると同時に、より詳細に各営業担当が記入するようになってきました。

今では、お客様対応の詳細がSalesforceに蓄積されていることで、お客様対応がスムーズになってきました。
営業活動において、Salesforceは欠かせないツールになってます。

経営層や管理職の方にとって、Salesforceを導入した利点はありますか?

栁郷様:弊社社長は状況報告を求める際「報告の根拠になるものを出しなさい」と指示を出すのですが、この時にSalesforceのレポート/ダッシュボードが役に立ってます。

集計結果を素早く出すことができますので、管理職の手間が省けております。

Salesforce利用から3年目を迎え、半年が経過しましたが、現場に起こった変化があれば、お願いします。

栁郷様:「管理されている」という意識が無くなりました。例えば、お客様へ見積を提出後、次は何をすればよいか、自ら考えて行動に移るようになりました。

島様:営業一人一人の成長を感じます。また、事務所に戻ってくる時間が減り、効率良い働き方につながってます。私個人としては、出張の時でも、現状を把握できるので助かってます。

最後に、代表して栁郷様に一言お願いいたします。

栁郷様:導入1年目は結果を求めるあまり、焦ることもありましたが、徐々に自分たちの使い方がわかってきました。長い時間がかかりましたが、この時間は決して無駄ではありませんでした。

また、Salesforceは業績を上げる、効率よく働くといった、自社の社員のためのものですが、それ以上に、お客様一人一人をよく知り、最適な対応を行うことで、お客様満足度を高めることが出来るツールでもあると思うようになりました。

今後もSalesforceを使いながら、お客様満足度の向上に努めていきたいです。

本日はお忙しい中、ありがとうございました。

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