Blog

BLOG

2023.06.26

うさぎVS人間

このエントリーをはてなブックマークに追加

こんにちは。経営管理部の吉村です。

今年もあっという間に半年が過ぎてしまいました。
梅雨明けが待ち遠しいこの頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

今回は卯年にちなんで、うさぎにまつわるお話を紹介します。

くりくりの目、もぐもぐ動く口、ふわふわの毛並み、トレードマークの長い耳‥うさぎってかわいいですよね。
愛くるしい姿から日本ではペットとしての人気も高く、お世話の手間があまりかからないのもその秘訣となっています。

私も幼い頃はうさぎを飼っていましたが、ぴょんぴょん跳んだり美味しそうにエサを食べる姿にとても癒されました。
「うさんぽ」といってリードをつけて外をお散歩することもあるそうで、実際に見かけた時はあまりのかわいさに凝視してしまいました。

日本ではそんなかわいいイメージが定着しているうさぎですが、実はオーストラリアでは野生のうさぎは害獣指定されており、一部地域では飼育禁止だとご存知でしたか?
そこには150年以上も続く「うさぎVS人間」という戦争の歴史がありました。

1859年、オーストラリアに住んでいたイギリス人のトーマスオースティンは、趣味である狩猟を目的にイギリスから24匹のうさぎを送ってもらいました。
当時食用に輸入されてはいたものの、野生ほどの生命力はなく生息数は維持できていました。

一方、オースティンが野で放し飼いしていたうさぎは身体も大きく丈夫で繫殖力がありました。
そのうち数匹が逃げだし、野生化した繫殖力の強いうさぎが生まれていきました。

オーストラリアは緑豊かな広大な土地で気候が安定しており、動物にとっては楽園のような場所です。
彼が放ったうさぎは3年で数千匹に増え、その後も増殖は止まらず農作物が食い荒らされ、経済的な被害をもたらすようになります。
食欲旺盛はうさぎは人間だけでなく野生動物たちにも影響し、食べるものを失い草食動物は数を減らしていきました。
そして草食動物を食べる肉食動物も減少し、生態系が破壊されるまでの問題になったのです。

ついに政府は動き出し、うさぎが生息していない土地を守るべく金網で囲って侵入を防ごうと試みました。
しかしこの作戦はあっけなく失敗に終わります。
うさぎが穴を掘って金網の下に潜ることを考慮していなかったのです。

あらゆる手段を決行するも駆除する数より繁殖スピードは圧倒的に早く、政府もお手上げ状態になりました。

1950年、最終手段として粘液腫ウイルスと呼ばれる致死性のウイルスを投入します。
恐ろしい効果でうさぎに伝染すると99.8%の確率で死に至るものでした。

狙い通りかなりの数を減らすことに成功し一件落着かと思ったのも束の間、問題は残り0.2%は生き残るうさぎがいることでした。

ウイルスは撒き続けると次第に効果は薄れ、生き物は抗体を作るようになります。
その結果、オーストラリアにはウイルス耐性を持ったうさぎが誕生し、現在でも駆除と繁殖のいたちごっこになっているそうです。

生態系のバランスを理解する上で、食物連鎖は重要な概念であることを改めて考えさせられました。

ここまでうさぎがもたらした問題を取り上げましたが、古くから日本では縁起のいい象徴として使われることが多いです。

ぴょんぴょんと跳ねる姿が飛躍をイメージし、長い耳は情報収集能力の高さを連想し福を集めるとも言われています。
うさぎをモチーフにしたキャラクターは世代を問わず人気が高く、ミッフィーは世界中で有名です。
日本ではサンリオのマイメロディ、そのライバルのクロミなど数多くの愛されるキャラクターが存在します。
私はSNSでよくうさぎ動画を見るのですが、食べていても寝ていても何をしている姿にも癒されます。
疲れていても、その姿を見てほっこりした気持ちになれるのでおすすめです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

カレンダー

«6月»
日 月 火 水 木 金 土
    1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

最近のエントリー

独自の音声入力アプリを作成してみた

2026.10.26

便利な音声入力アプリを、社内のみんなにも使ってほしい。でも、全社員分の利用料を考えると導入をためらってしまう――。そんな課題をきっかけに、AIエージェントを使って独自のアプリを作ってみました。いきなりコードを書かせず、まずは課題と設計を整理することからスタート。実装やテスト、不具合の修正を経て、1日である程度使える形になるまでの進め方を紹介します。「作るか、買うか」を考えるヒントになる開発体験記です。

門司港で南極観測船「しらせ」を見学してきました

2026.10.19

南極へ向かう船の中は、どうなっているのでしょうか?14年ぶりに門司港へ寄港した南極観測船「しらせ」の一般公開に行ってきました。間近で見る全長138mの船体の迫力や、甲板・艦橋などの見学を通して、遠い南極での活動がぐっと身近に。街では南極の氷や石の展示、しらせのレシピを使ったカレーも楽しめるなど、寄港を歓迎する催しが行われました。見学で印象に残ったことや、周辺イベントの様子をご紹介します。

子どもも大笑い、懐かしい物語 プロイスラー作『大どろぼうホッツェンプロッツ』を読み返して

2026.10.13

子どもの頃に親しんだ『大どろぼうホッツェンプロッツ』を、小学2年生の子どもに読み聞かせて再発見した物語の魅力。魔法使いと少年の愉快なやりとり、おいしそうな食べ物、ハラハラさせる描写など、三部作それぞれの味わいを紹介します。懐かしい『セロ弾きのゴーシュ』との再会にも触れながら、親子で一緒に笑い、本のおもしろさを分かち合える今の時間を大切にしたいですね。

「出社回帰」の時代に、SUNBITがテレワークを続ける理由

2026.10.05

「出社回帰」が広がる今、SUNBITがテレワークを続ける理由とは?通勤負担の軽減や、家族との時間、休養、自己研鑽など、柔軟な働き方には多くの価値があります。対面交流の良さも取り入れながら、社員の健康と自律性、仕事の成果を大切にするSUNBIT。一人ひとりが力を発揮できる働き方への考えをお伝えします。

アーカイブ

ブログ内検索

  1. TOP
  2. BLOG
  3. うさぎVS人間