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Salesforce
2025.01.10
Salesforce のレポートの機能 〜複数のレポートを作成する時のテクニック〜
こんにちは、クラウドソリューション部 カスタマーサクセスチームの坂井です。
今回は、レポートのURLパラメータについて説明します。
大量のレポートを作成する時のテクニック
今回は、頻度は少ないかもしれませんが、大量のレポートを作成する時のテクニックをご紹介します。
Salesforce に30名のユーザーがすでに登録されていると仮定して、30人分レポートの作成が必要な場合、30個のレポートの作成が必要かというと、そうではありません。
実際に、30人分のレポートを作成すると、似たような名前のレポートが乱立して、検索がしにくくなります。また、新入社員や退職がいる場合、毎回メンテナンスが必要です。
この時に、1つのレポートを30名のユーザー情報を利用して30通りのパラメータを渡して、30パターンのレポートをアウトプットすることが可能になります。
このパラメータをユーザーオブジェクトを参照することで、ユーザー情報とレポートが連動するため、新入社員や退職が発生してもレポートのメンテナンスを不要にする方法があります。
ユーザーリストとレポートのURLパラメータを組み合わせることで、この方法が実現できます。
ただし、かなり特殊な方法でパラメータを呼び出すため、使い所が難しい機能でもあります。
2024.12.20
Salesforce のレポートの機能 〜レポート作成スナップショットを使ってみよう(後編)〜
こんにちは、クラウドソリューション部 カスタマーサクセスチームの坂井です。
今回は、レポート作成スナップショットについて説明します。
レポート作成スナップショットの設定
レポート作成スナップショットは下記の順番で行います。
- カスタムオブジェクトの作成
- コピー元のレポートを作成
- レポート作成スナップショットの項目のマッピングを設定
- レポート作成スナップショットのスケジュールを登録
カスタムオブジェクトの作成
過去の記事を参考に、コピー先のカスタムオブジェクトを作成します。
続いて、集計値を格納するための、カスタムオブジェクトを作成します。
2024.12.06
Salesforce のレポートの機能 〜レポート作成スナップショットを使ってみよう(前編)〜
こんにちは、クラウドソリューション部 カスタマーサクセスチームの坂井です。
今回は、レポート作成スナップショットについて説明します。
履歴を集計する方法
「レポート作成スナップショット」とは、レポートの集計値をコピーする機能です。
つまり、履歴のレポートを作成する機能になります。
商談のフェーズなど、常に変動する金額などの集計値は、商談フェーズが常に動くため、通常のレポートでは履歴が取れません。
例えば、成約した商談であれば、標準項目の「完了予定日」を条件にするため、
- 1月度の成約商談の合計金額
- 2月度の成約商談の合計金額
- 3月度の成約商談の合計金額...
と、集計の履歴をとることが可能です。
しかし、見積件数の集計の履歴をとりたい場合は、「見積提出日」というカスタム項目がない場合は、
- 1月度の見積商談の合計件数
- 2月度の見積商談の合計件数
- 3月度の見積商談の合計件数...
のような集計ができません。
2024.11.22
Salesforce のレポートの機能 〜クロスオブジェクト集計項目で前年対比を計算してみよう〜
こんにちは、クラウドソリューション部 カスタマーサクセスチームの坂井です。
今回は、レポートの結合レポートのクロスオブジェクト集計項目について説明します。
同じオブジェクトの結合レポート
前回、結合レポートは親が同じオブジェクト同士と説明しましたが、同じオブジェクトも結合が可能です。つまり、同じレポートタイプでも結合レポートを作ることができます。
このことによって、同じオブジェクトでも条件が違うレポートを並べることができます。
例えば昨年の商談の集計と、今年の商談の集計を並べることが可能です。
さらに、クロスオブジェクト集計項目をつかうことで前年対比も計算ができます。
今回はクロスオブジェクト集計項目が一番使えそうな前年対比の例を説明してみます。
2024.11.18
フローの「変換」要素を使ってみた|Salesforce Winter '24
こんにちは。クラウドソリューション部の大城です。
今回は、 Winter '24 でリリースされたフローの “変換” 要素について説明します。
変換要素では、Salesforce のデータや外部システムのデータを Salesforce のデータ( Apex 定義型、テキスト、レコード、選択リスト、複数選択リスト、数値、通貨、 Boolean 、日付、日付/時間)に直感的な UI でマッピングを作成することができるようです。
実際に “変換” 要素を使用したフローを見てみましょう。
2024.11.08
Salesforce のレポートの機能 〜結合レポートを使ってみよう〜
こんにちは、クラウドソリューション部 カスタマーサクセスチームの坂井です。
今回は、結合レポートについて説明します。
結合レポートとは
結合レポートとは文字通り、レポートとレポートを結合できるレポートです。
ただし、結合できるレポートには条件があります。
同じ親レコードを持つオブジェクト同士のレポートを結合できます。
同じ親レコードは、取引先がほとんどです。
活動、取引先責任者、商談、ケースなどは取引先とリレーションを結ぶことが多いので、これらの活動と取引先責任者、商談とケースなどのレポートを結合できます。
時には、所有者を親にすることもあります。
例1)
- 親:取引先
- 子:活動、取引先責任者、商談、ケース
例2)
- 親:Chatter グループ
- 子:ユーザ(グループメンバー)、グループフィード
2024.10.04
Salesforce のレポートの機能 〜標準レポートタイプを使ってみよう〜
こんにちは、クラウドソリューション部 カスタマーサクセスチームの坂井です。
今回は、レポートタイプについて説明をします。
レポートタイプとは
レポートを作成する時に、選択する種類をレポートタイプと呼びます。
例えば、「取引先と取引先責任者」「商談が関連する活動」「ToDoと行動」などが、レポートタイプになります。
画面でいうと、レポートの画面で「新規レポート」をクリックした後に表示される項目です。
2024.09.20
Salesforce のメールの機能(※ AppExchange × Experience Cloud の機能) 〜メールにメルマガ解除リンクを追加してみよう(後編)〜
こんにちは、クラウドソリューション部 カスタマーサクセスチームの坂井です。
今回は、前回に続き一斉送信メールのメルマガ解除リンクについて説明します。
利用上の注意点
この機能は、Salesforce の標準機能ではありません。以下のことに注意して設定しましょう。
- 海外の AppExchange ため、Salesforce のサポート外の機能です。
- 日本語非対応です。
- 「登録解除リンク」は Experience Cloud の機能を使用するため、設定には Experience Cloud の知識が必要です。
また、Salesforce 製品群の Account Engagement (旧Pardot )の標準機能(サポート対象)でも、登録解除リンクの機能が正式に利用できますので、そちらも含めて参考にしていただけると幸いです。
2024.09.06
Salesforce のメールの機能(※ AppExchange × Experience Cloud の機能) 〜メールにメルマガ解除リンクを追加してみよう(前編)〜
こんにちは、クラウドソリューション部 カスタマーサクセスチームの坂井です。
今回は、一斉送信メールのメルマガ解除リンクについて説明します。
利用上の注意点
この機能は、Salesforce の標準機能ではありません。以下のことに注意して設定しましょう。
- 海外の AppExchange ため、Salesforce のサポート外の機能です。
- 日本語非対応です。
- 「登録解除リンク」のアプリは、Experience Cloud の機能を使用するため、設定には Experience Cloud の知識が必要です。
また、Salesforce 製品群の Account Engagement (旧Pardot )の標準機能(サポート対象)でも、登録解除リンクの機能が正式に利用できますので、そちらも含めて参考にしていただけると幸いです。
2024.08.23
Salesforce のレポートの機能 〜レポートのグラフをカスタマイズしてみよう〜
こんにちは、クラウドソリューション部 カスタマーサクセスチームの坂井です。
今回も前回に引き続き、レポートのグラフについて説明します。
グルーピングとグラフの関係
レポートのグラフには、レポートのグルーピングが密接に関係しています。
レポートには3種類あります。
テーブルタイプのレポート | グループ化のないレポート |
---|---|
サマリータイプのレポート | 横の1方向のみのグループ化されたレポート |
マトリックスタイプのレポート | 縦横の2方向でグループ化されたレポート |
それぞれ最大のグループピングの数が決まっています。
テーブルタイプのレポート | 0グループ |
---|---|
サマリータイプのレポート | 最大3グループ |
マトリックスタイプのレポート | 縦が最大2グループ、横が最大2グループの合計4グループ |
このグルーピングした項目が、レポートのX軸、積み上げ基準の項目になります。
2024.08.07
Salesforce のレポートの機能 〜レポートのグラフを使ってみよう〜
こんにちは、クラウドソリューション部 カスタマーサクセスチームの坂井です。
今回は、レポートのグラフについて説明します。
グラフの追加方法
Salesforce のレポートには、グラフを表示する機能があります。
レポートの編集画面で「グラフを追加」をクリックします。
(※テーブルタイプのレポートでは表示されません)
2024.07.19
Salesforce のレポートの機能 〜レポートで目標達成率を計算してみよう〜
こんにちは、クラウドソリューション部 カスタマーサクセスチームの坂井です。
今回も、前回に続いてカスタム集計項目について説明をします。
目標達成率の考え方
前回の「前年対比」に引き続き、今回は、「目標達成率」について説明したいと思います。
前年対比と同じ考え方で、目標達成率も計算できます。
2024.07.05
Salesforce のレポートの機能 〜レポートで前年対比を計算してみよう〜
こんにちは、クラウドソリューション部 カスタマーサクセスチームの坂井です。
今回は、前回に続いてカスタム集計項目について説明をします。
前年対比
前回はカスタム集計項目の概要でしたが、今回は、実際の例を紹介していきます。
カスタム集計項目では、単なる足し算や、引き算以外に、前年対比も集計が可能です。
2024.06.20
Salesforce のレポートの機能 〜レポートでカスタム集計項目を使ってみよう〜
こんにちは、クラウドソリューション部 カスタマーサクセスチームの坂井です。
今回は、レポートのカスタム集計項目について説明をします。
カスタム集計項目とは
行レベルの数式は、1行のみの計算は行えますが、カスタム集計項目は、複数行に渡る計算ができます。
行レベルの数式
- 任意の加算、減算、乗算、除算の数式を作成
例)消費税額、粗利、利益率
カスタム集計項目
- 任意の合計、平均、最大値を使った集計項目を作成
例)平均単価、前年対比、目標達成率
カスタム集計項目では、複数のグループの集計を、加算したり、乗算したりできます。
2024.06.17
Ant 移行ツールから Salesforce CLI への移行
こんにちは、CS部で Salesforce の開発に携わっている平石です。
Salesforce のバージョン Spring’24 をもって Ant 移行ツールのサポートが終了されました。
これまで、組織へのメタデータのデプロイは Ant 移行ツールを使用していた方がたくさんいらっしゃることと思います。
今後、 Ant 移行ツールと同様にメタデータ形式でデプロイしたい場合は、 Salesforce CLI を用いることになりますので、その手順について説明したいと思います。
Salesforce CLI を用いてデプロイ先の組織にログインする方法として、 JWT フローログインを使用します。
JWT フローでは、デジタル証明書と非公開鍵を用いて任意の組織で作成された接続アプリケーションをデプロイ対象となる組織にインストールすることにより、ログイン画面を開くことなく、コマンドプロンプト上で組織にログインすることが可能となります。
1.OpenSSLを使用して非公開鍵とデジタル証明書を作成
事前準備として、パソコンに OpenSSL がインストールされている必要があります。次のコマンドで OpenSSL がインストールされているか確認します。インストールされていない場合はインストールしてください。
>openssl version
2024.06.07
Salesforce のレポートの機能 〜レポートのレイアウトと強調表示〜
こんにちは、クラウドソリューション部 カスタマーサクセスチームの坂井です。
前回はレポートの小計や表示切り替えを説明しましたが、今回も引き続き、レポートのレイアウトの機能について説明します。
行と列のスワップ
レポートは、行と列を入れ替えることが可能です。
列のグループを削除して、行のグループを修正するのではなく、「行と列のスワップ」ボタンをワンクリックで変更できます。
例えば、横長になってしまった場合に、縦長に変更する際は、「行と列のスワップボタン」をクリックします。
2024.05.17
Salesforce のレポートの機能 〜レポートのグループ化と集計の関係〜
こんにちは、クラウドソリューション部 カスタマーサクセスチームの坂井です。
今回は、レポートの小計、合計などの集計について説明します。
集計項目とは
レポートで、1件1件の詳細まで必要はないけど、今月の売上の合計額だけをすぐ知りたい場合は、集計項目を設定するとスムーズに売上額を確認ができます。
レポートで、数値項目や、通貨項目を使うことで、自動で合計が表示されています。
デフォルトでは、合計だけが表示されていますが、合計の表示はカスタマイズすることができます。
こちらは、レポートの下にある切り替えスイッチで、表示/非表示の切り替えが可能です。
2024.05.10
Salesforce のレポートの機能 〜レポートで半期の集計をやってみよう(後編)〜
こんにちは、クラウドソリューション部 カスタマーサクセスチームの坂井です。
今回は、前回に続いてレポートの行レベルの数式について説明をします。
半期の集計はどうやって行うか?
半期の集計はカスタム項目でも可能ですが、今回は行レベルの数式を使う方法を紹介します。
デフォルトでは、レポートの集計は「年、四半期、月」はありますが「半期」はありません。
行レベルの計算式で、判定する数式を作成します。
4月が期首月と仮定すると、
計算結果
- 1→ 翌半期
- 0→ 当半期
- −1→ 前半期
と判定するような数式を作成します。
2024.04.19
Salesforce のレポートの機能 〜レポートで半期の集計をやってみよう(前編)〜
こんにちは、クラウドソリューション部 カスタマーサクセスチームの坂井です。
今回からは、レポートの機能について説明をします。
レポートとは
レポートとは、Salesforce のレコードの件数や金額の一覧を可視化したり、集計する機能です。
レポートに関しては、過去の記事で紹介していますので、参考にして頂けると幸いです。
半期の集計をするにあたって
Salesforce のレポートには日付で範囲を絞る機能があります。
2024.04.04
Salesforce のシステム管理者の設定 〜子取引先の作成ボタンを使ってみよう〜
こんにちは、クラウドソリューション部 カスタマーサクセスチームの坂井です。
今回は、前回説明した Lightning の UI での親取引先に関連する機能について説明をします。
「子取引先の作成」ボタン
今回は、親取引に関するアクションボタンの応用を紹介します。
親取引先を表示した状態で、アクションボタンの「子取引先の作成」ボタンをクリックします。
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