2024.07.05
こんにちは、クラウドソリューション部 カスタマーサクセスチームの坂井です。
今回は、前回に続いてカスタム集計項目について説明をします。
前回はカスタム集計項目の概要でしたが、今回は、実際の例を紹介していきます。
カスタム集計項目では、単なる足し算や、引き算以外に、前年対比も集計が可能です。

カスタム集計項目で、PREVGROUPVAL関数という、グループ集計関数を使用します。
まずは、PREVGROUPVAL関数を説明します。
前年対比をするには、前年の集計を参照する必要があります。
そこで、違うグループの数値を参照する関数が、PREVGROUPVAL関数になります。
PREVGROUPVAL(集計の値, 集計単位 ,集計のレベル)
前年は、下記の数式で計算ができます。
PREVGROUPVAL(商談金額の合計, 年度 , 1)
つまり、
商談金額の合計 / PREVGROUPVAL(商談金額の合計, 年度 , 1)
で前年対比を計算できます。
また、分母が0の時に、エラー表示を回避すると、
下記のような数式になります。

この数式を適用することで、このようなレポートになります。

集計のレベルの最大値は12です。つまり、マトリックスタイプのレポートではなくて、年月でグループ化したサマリータイプのレポートでも、12か月前と比較が可能です。
ここで重要になってくるのが、グループ単位です。
前年対比では、年度と月度のグループ化が大事になります。
数式を作る前に、グループを作るところから始まります。
前年対比であれば、年度と月度のカスタム項目を作る必要があります。

年度と月度の作り方は過去に紹介していますので、過去の記事を参考にしていただけると幸いです。

「この数式を適用する方法」の選択で、集計を表示する位置がかわります。
| 行グループ | 列グループ | |
| オレンジ色 | 「月度」 | 「年度」 |
| 緑色 | 「月度」 | 「総計」 |
| 青色 | 「総計」 | 「年度」 |

所有者単位や、取引先単位など、グルーピングで変わりますので、実際触ってみて確認してみましょう。
また、数式とグルーピングの相関があるので、グルーピングを違えると数式が適用できませんので注意しましょう。
【動画内容】 (9分半程度 ※音声が流れます)
グループ集計関数は、PARENTGROUPVAL 関数と、PREVGROUPVAL関数の2つが存在します。
どちらも、グループ化している項目によって引数が変わるため、正しくグループ化できてないと数式がエラーになります。
最初は、数式のエラーはグループ化のエラーであることに気づくのが難しいです。
また、計算に使う項目は、レポート上に表示されている項目でないと計算ができません。
つまり、前年対比の場合は、当会計年度および前会計年度の範囲を指定する必要があります。間違えて当会計年度で範囲を指定してしまうと、前年対比の計算ができません。
このグループ集計関数はレポートの中でも難しい機能ですが、是非参考にしていただけると幸いです。
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