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2023.11.06

「道理で政(まつりごと)ができるか!(前田利家)」について

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代表の中野です。

社員の方から面白いYouTubeがあると教えていただきました。

広島県安芸高田市の石丸市長と市議会議員との論争動画です。

石丸市長は現在41歳。

京都大学を卒業後、メガバンクでデータ分析などの業務をご経験され(動画内の情報)、令和2年8月に市長に就任されたという経歴です。

年齢は若く、頭脳明晰さが伺える理路整然とした説明で、やや老齢の方が多い市議会議員さん達が論争でやり込められる様が人気を呼んでいるようです。

動画のコメントも、支離滅裂な発言をする議員へのダメだしや、石丸市長の意見への賛同が大半です。

私も最初は興味深く視聴していましたが、途中から何か胸中モヤモヤするものがうまれてきました。

先日TVを視ていて、その理由が思い当たりました。

10月22日(日)放送の大河ドラマ、「どうする家康」でのワンシーンです。

正論を言い放つ石田三成に対して、前田利家がこう一喝しました。

「道理で政(まつりごと)ができるか!」

理屈(道理)で人は動いてくれません。

人は理屈や理由のみならず、感情も含めて最終的に判断します。

件の石丸市長ですが、主張の大半に間違いや不明な点は見受けられません。

いわゆる「真っ当で正しい」主張です。

では「真っ当で正しい」主張であれば、人がすんなり納得するかはどうかは別問題です。

主張の正当性に加え、情熱や想い、夢、思いやり、愛嬌など、感情が揺さぶられる何かが必要です。

相手が過ごしてきた人生や価値観もさまざまです。

議員の中にはそれなりの功績を残され、それについて自負をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

首長の最大の役割は、市民の生活安定と向上です。

いわば市民のための街づくりです。

それを実現する政策を通すためには、議会の承認が必要です。

議会との対立が長引けば、迷惑をこうむるのは市民です。

首長として市民のためになる政策を通したいのであれば、正しい主張をすると同時に、議会や議員に寄り添うふるまいや言動も必要でしょう。

まさに、前田利家のいう「道理で政(まつりごと)ができるか」です。

石丸市長と市議会のみならず、組織においてトップとメンバー間の意見の相違はままみられます。

仮にトップが権威をかさに服従させても、面従腹背にすぎず真のモチベーションを高めることにはなりません。

「道理で政(まつりごと)ができるか!」

人はどうすれば動いてくれるのか。

久しぶりにD・カーネギーの名著「人を動かす」を再読したら、「人を動かす三原則」の1番目にはこう書かれていました。

「盗人にも五分の理を認める」

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