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2025.05.19

スーパーの魚で挑戦!奥深すぎるアオリイカ釣り「ヤエン」

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こんにちは。クラウドソリューション部の古川です。

前回の釣りブログが思いのほか好評だったようで、ありがたい限りです。
今回も例によって、釣りのお話をさせていただきます。

今回の主役は『アオリイカ』さんです。

特に春は「春イカ」と呼ばれるシーズンで、1kg以上の大物が釣れることも珍しくありません。
そのため、釣り人の間でも非常に人気の高いターゲットなんです。

アオリイカ釣りといえば、一般的には「エギング」と呼ばれる釣法が有名です。
これは「エギ」というルアー(疑似餌)を使ってイカを釣る方法です。

が、私はここ数年「ヤエン釣り」という、少しマニアックな釣り方にどっぷりハマっています。

「海老で鯛を釣る」ということわざがありますが、私の場合は「アジでイカを釣る」。
しかも、生きたアジではなくスーパーで売っているアジをエサにして釣っています。

「え? スーパーの魚でイカが釣れるの?」と思った方、多いのではないでしょうか。
今回はそんな、ちょっと変わったけど面白い「ヤエン釣り」についてご紹介します。

ヤエン釣りとは?

ヤエン釣りは、ルアーではなく「アジ」を使ってイカを狙う、昔ながらの釣法です。
簡単に説明すると、以下のような流れになります。

  1. 15cmほどのアジに釣り糸を結び、海に放ちます(※私は死んだアジを使用)
  2. それをイカが見つけて、抱きつくように捕食します
  3. 捕食中のイカに向かって、釣り糸を伝わせながら「ヤエン」と呼ばれる専用の針を投入
  4. イカの胴体に針がかかれば、リールで巻き上げて釣り上げる
写真1

ヤエン本体

写真3

糸を通す部分の拡大

写真2

アジ投入後、竿を置いて待っている様子

イカがアジを離す前に、正確にヤエンを送り込まなければなりません。

この駆け引きがとてもスリリングで、一度ハマると抜け出せなくなります。

スーパーのアジで釣れるの?

十分釣れます!!!

生きているアジと両方やって比較したこともありましたが、どちらも変わりません。
私は鮮魚コーナーに並ぶ、5~6匹で300円程度のパックを使用しています。

スーパーで「晩ご飯」ではなく「イカのエサ目線」で魚を見ている男性がいたら、おそらくそれは私です。
ちなみに、頭が付いているアジでしか釣れないのでご注意を。

「そんなので釣れるの?」とよく聞かれますが、去年からこのスタイルで30杯以上釣っています。
ちなみに、エギングではほとんど釣れていません……(泣)

ヤエン釣りの魅力

ヤエン釣りの一番の魅力は、その“静かさ”にあります。
一度アジを投げ入れたら、基本的にはじっと待つのみ。
つまり、「海の中で何が起きているかを想像する釣り」なんです。

  • 竿の先にわずかに伝わる重み
  • 釣り糸の微妙な動き
  • 「今、イカがアジを抱いたかも?」
  • 「もう少し手前まで寄せようか?」
  • 「そろそろヤエンを入れても大丈夫かな?」
  • 「ヤエンはイカまで届いたかな?」

……と、すべては想像力が頼りです。
その想像と緊張の中で慎重にヤエンを送り込みます。

そして針がかかった瞬間、それまでの静けさが一変します。
1kg超えのアオリイカのパワーは相当で、リールを巻く手にも力が入ります。

無事に釣り上げた瞬間の達成感は、「頭脳戦を制した」ような気分。
アジに抱きついた時点では針がかかっていないため、いつ逃げられてもおかしくないというスリルもクセになります。

釣果よりも、この駆け引きこそがヤエン釣りの中毒性なんです。
(いや、釣果は欲しい)

実は、今回のブログのために、昨日も釣りに行ってきました。
残念ながら大物のイカは釣れませんでしたが、エギで小さなイカが釣れました。

好奇心旺盛で自分の体と同じくらいのサイズのエギにも食いつきます。


エギで釣れたアオリイカの赤ちゃん

また、運よくアジを抱いている最中のイカを撮影できました!
大きいイカほど警戒心が強く、普段は海面まで上がってこないのでかなり貴重です。
今回は赤ちゃんだったのでたまたまうまくいきました。


アジを抱くイカ

というわけで、今回も例によって釣りの話でした。
もし「ヤエン釣り、ちょっと気になるかも?」と思った方は、ぜひ声をかけてください。

スーパーのアジを手に、イカ釣りデビューしてみませんか?

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