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2024.05.07

相次ぐ高齢者運転事故の対策案について

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代表の中野です。

心臓が止まるかと思いました。

先日、某国道の片側三車線の交差点で右折しようとしていたときのことです。

対向車線の直進車が途切れたため、ハンドルを切りつつ右折しようとした瞬間、対向車線の右折ラインに停まっていた車が、方向指示器もつけずいきなり進路を変えて直進してきたのです!

もちろん右折しようとしている私の車が見えないはずはありません。

しかしその車は驚いて急ブレーキをかけて止まった私を一瞥することもなく、何事もなかったかのように平然とゆっくり過ぎ去って行きました。

相手の車は軽のワゴン車です。運転者はハンドルの高さよりちょっと頭がでるくらいの、ゆうに75歳を過ぎている小柄なお婆さんでした。

高齢者の交通事故が増える理由の一端を垣間見た出来事でした。


高齢者の事故を防ぐべく、関係省庁には早急に実効性ある施策の導入をお願いしたいです。

まず対策案の一つは、高齢者マーク(もみじ・四つ葉マーク)の義務化です。

初心者マークは義務化なのに、高齢者マークが努力義務というのは変な話です。
周囲の車も一目でその車が高齢運転者だと分かれば、気を付けることができます。

二番目は安全運転講習の義務化です。

現在72歳以上の免許更新は3年に一度です。免許更新とは別に運転講習を半年に一度は実施すべきです。

ちなみに情報セキュリティ事故の最大の防止策は、啓発活動により定期的に注意喚起を促すことです。

75歳以上の方の高齢ドライバーが免許更新後、次の3年後まで何もしないのはリスクを放置していることと同じです。

三番目は運転エリア限定案です。

公共交通機関が発達していない地方の移動手段に自動車が不可欠なことは理解できます。
そうであれば、高齢者が運転できるエリアは居住地周辺限定とし、交通量が多い都市部への乗り入れを禁止とします。
交通事故の一つに、焦りによるブレーキとアクセルの踏み間違いがあるからです。

高齢化が留まることはありません。

安全安心な自動運転機能車の実運用には、法整備を含めていましばらく時間がかかりそうです。
これはとりもなおさず、高齢者の運転事故の確率が増えていくことを意味します。

少子化問題と同様、無為に時間ばかり経過しないことを祈るばかりです。

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