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2021.02.15
会社ブログ運用で大切な6つのポイント
Webマーケティング担当の野口です。
Webマーケティングに関わる記事を書いてきましたが、今回は会社ブログの開設を検討されている方向けに、開設のメリットと、運用のコツ、ポイントをまとめてみました。
会社ブログの開設を検討されている方は、Web経由でのお問い合わせや案件を期待していたり、そのためにアクセスを増やしたいと望まれている方が殆どでしょう。
結論から述べますと、(ビジネス内容にもよりますが)会社ブログを開設してもそこから直接お問い合わせが来たりはしない、と覚悟する必要があります。
こちらの記事(『インサイドセールスに必要不可欠なマーケティングオートメーション ~withコロナ時代:リモートワーク~』)でも書いていますが、ブログ記事はコーポレートサイトのコンテンツ同様、資産として残り、必要とされる間、いつでも閲覧される状態です。
コーポレートサイトには、御社のサービス内容の紹介やその特長、プライスリストや会社概要や沿革、社長メッセージや採用案内など様々な情報を掲載されていると思いますが、ブログではその補足をすれば良いと思います。
コーポレートサイト内のコンテンツでは表現しきれない様々な情報を掲載します。

まず、コーポレートサイトと同じドメイン内で開設しましょう。過去に外部の無料ブログサービスを利用されている場合は、エクスポートできるか調べてみましょう。コーポレートサイト内にインポートが可能であれば、載せ替えてしまいましょう。
サブドメイン(採用サイトやショップサイトなどはサブドメインで運用されることが多いです)でもサブディレクトリでもSEO的に差はありません。ターゲットがコーポレートサイトと同じであれば寧ろサブディレクトリの方が良いでしょう。
ブログを開設したら、定期的に更新しましょう。Google 検索エンジンは情報が新しいものを評価します。開設したものの、数ヶ月、更には数年放置したまま、なんてことにならないよう、運用のポイントを以下にまとめました。
- 最適な更新頻度は?
- 担当者一人に任せていいの?
- 会社ブログにふさわしい内容とは?
- 品質保持はどうしよう?
- メンテナンスは必要?
- 大切なのは執筆者へのフィードバック
1.最適な更新頻度は?
更新頻度は高ければ高い方が良いです。
まずは、毎週更新で始めてみませんか?弊社は週一更新で4年になりました。
執筆者が許すならば、週2更新できればより恩恵を受けることができるでしょう。
内容の薄い更新では更新頻度自体にSEO的価値はありませんので、しっかり腰を据えて執筆に取り組める最適な更新頻度を探りましょう。
2.担当者一人に任せていいの?
頻度が決まれば、執筆者の確保です。
スタート時は、社長やメイン担当者で回して十分に場を温めましょう。
そして執筆メンバーを増やし、負荷を分散させましょう。社内でのコンセンサスを取るには日々、様々な努力が必要です。
3.会社ブログにふさわしい内容とは?
更新頻度にもよりますが、もし週1~2回以上の高頻度で回していくのであれば、内容のカテゴリは絞らない方が良いでしょう(すぐにネタ切れしますよ…!)。
長く続けていくことが大切なので、会社の提供するサービスやその業界ネタに絞らずにゆるく構えているくらいをおすすめします。社員の日常やプライベートな内容があっても良いと思います。これから採用面接を受ける方、これから取引を開始する方、その検討をしてくれる方々が目を通してくれます。
サービス紹介、社長記事、採用案内、技術記事、TIP記事(お役立ち情報)…に加えてプライベート記事や健康記事があってもいいんです。
その時に需要のある話題をテーマにするとページビューを稼ぐことができますが、離脱率も高くなるので、ページビューを強く意識する必要はありません。ただ、技術記事などは、ホットなものである方が採用面でも貢献度が高くなるのではないでしょうか。
4.品質保持はどうしよう?
個人ブログとは違い、ここは会社ブログです。文章執筆が得意な人もいれば、苦手な人もいるかもしれません(校正)。また、内容が適切であるかも複数人でチェック(校閲)できる体制を整えておくことをおすすめします。
簡単なガイドラインを用意しておくと親切です。
体裁も整えます。見出しスタイル(CSS)やイメージ画像(商用利用可の写真素材など)など、ある程度ルール化、テンプレート化しておくと、複数人で執筆しても安定した見た目を保持することができます。
また、冒頭でも述べた通り、ブログ記事はコーポレートサイトを補強するコンテンツとなります。是非SEOは意識しておきたいですところです。画面上には表示されませんが、descriptionやkeywordを空欄のままにするのはもったいないですよ。
5.メンテナンスは必要?
公開後、もしかすると関連記事が出てくるかもしれません。定期的にチェックし、関連記事やコーポレートサイト内の関連ページなどのリンクを追記しましょう。
ブログ記事の大きなメリットは、記事内の文字数やkeywordが多いため、検索結果から訪問されやすいことです。しかしその性格上、用が済めばユーザーはそのまま去っていきます(離脱率が高い)。
少しでも引き止めるための工夫の一つとして、関連記事の記載や、ブログ内をカテゴリで分類し、回遊率を上げていきます。
6.大切なのは執筆者へのフィードバック
数ヶ月に一度回ってくる執筆頻度でも、モチベーションを保つのは大変なことです。
執筆者への手当や表彰をするのも一つの手です。
また、アクセスランキングを出し、執筆者にフィードバックすれば、より意欲をかきたてることができるでしょう。
Google Analytics でより詳しいアクセス解析が可能となります。
以上、会社ブログの運用ポイントをまとめてみました。
コーポレートサイトの補強コンテンツであることを意識していれば、会社ブランディングに貢献すること間違いなしです。
