2020.09.07
こんにちは、代表の中野です。
このたび弊社は、佐賀県より「第6回佐賀さいこう企業」として表彰されました。
佐賀県内に工場をおき、モノづくりの一端を担う企業として、この度の表彰を大変誇らしく受け止めております。
さる8月28日、マリトピアにて表彰式が執り行われました。
昨年までは、表彰式の後に懇親パーティーへとうつり、受賞企業の功績について褒め称え合うという構成らしいのですが、
コロナ禍の中、今年は表彰式授与のみとなりました。
やや寂しい気もしますが、例年とは異なるという意味では記憶に残る受賞式でもあります。

そもそも、佐賀さいこう企業を設定された県の主旨ですが、
「国内はもとより、海外でも活躍する県内企業の努力を県民に広く知ってもらい、社員のモチベーションや働くことを誇りに思う気持ちを醸成するとともに、県外に流出している高校生や大学生の県内企業への就職につなげる」というものです。
当日の山口知事の挨拶で知ったのですが、佐賀県内高校生における工業高校の在籍比率はなんと全国1位ということです。

佐賀県のモノづくりのベースは、明治維新まで遡ります。
一昨年、佐賀では明治維新150年を記念し「肥前さが幕末維新博覧会」が開催されました。
当時の様子については、ブログにも記載しております。
佐賀は明治維新以来、モノづくりの精神が連綿と受け継がれ、優秀な理系人材を生み出す土壌があるにもかかわらず、卒業した多くの学生は県外に就職してしまう「人材供出県」になっています。
もちろん、大手企業は東名阪などの都会に集中していますし、学校や生徒の親御さんも、名のある大手企業への就職を希望されるのは、理解できないわけではありません。
今回の受賞企業の一社に「しん窯」様という有田の陶磁器製造業様があられます。ブースがお隣でしたのでご挨拶させていただいたのですが、時計のセイコーさんとのコラボで4年の歳月をかけて文字盤を磁器で製作された素晴らしい時計(SEIKO PRESAGE)を展示されてありました。製作に至るまでには、従来の磁器製法の常識では考えられないほど難題が山積していたそうです。難しいことはよくわかりませんが、伝統と職人の熱意、革新の技術がなせる業なのでしょう。
また、「陶器製のチェス駒」も展示されてあったのですが、これもため息がでるほどの、この世で唯一無二の逸品です。二年ほど前に棋士の羽生善治さんが実際にこのチェス駒をつかって対戦されたそうです。ちなみに羽生善治さんは将棋だけではなく、チェスでも日本チャンピオンになっています。この陶器製のチェス駒、価格は数十万円ということですが、世界の愛好家や富裕層にPRすれば、相当引き合いがあるのではないかと思われます。
学生さんが県外に出る理由の一つに、しん窯さんのような世界に誇れる優秀な技術を持ち、立派に社会貢献している地元の中小企業の存在が知られていないという側面もあるでしょう。
他の受賞企業様の素晴らしい製品や功績を知るにつけ、一受賞企業として優秀な生徒さんを新卒で受け入れることはもとより、一旦県外に出たものの、Uターンしたいという方の受け入れ企業となるべく、今後も発展成長を期さなければ! という思いが熱くなる受賞式でした。

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