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2022.04.06

Salesforce のチュートリアル 〜 Salesforce をはじめよう〜

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こんにちは、クラウドソリューション部 カスタマーサクセスチームの坂井です。

4月は、新入社員の入社や、人事異動の季節ですので、Salesforce を初めて使うユーザ向けに、Salesforce の基本的な説明をしてみようと思います。
Salesforce を既にご利用の方も、Salesforce の概念をもう一度おさらいする機会になれば、幸いです。

Salesforce とは

Salesforce(セールスフォース)は、セールスフォース・ドットコム社が提供する世界No.1の顧客管理(CRM)ツールです。地方自治体のシステムなど、業界を問わず、さまざまなシステムで使われています。

私自身も普段の生活の中でインターネット上のサービスを利用するときに、どこかで見たことある画面だなと気づいて、URLや送られてくるメールをよく見ると Salesforce で作られているシステムだと気づくことがあります。

初期設定

Salesforce のユーザの登録は、システム管理者が行います。
必要な権限の割り当てなどを行うと、ユーザにはユーザ登録(” Salesforce へようこそ”)のメールが配信されます。

メールのリンクをクリックして、パスワードなどの初期設定を行います。

今年の2月よりMFA(多要素認証)が必須になっていますので、MFAの設定も忘れずに行いましょう。

アプリケーション

Salesforce のレコードを入れる箱のことを、「オブジェクト」と呼びます。
取引先、取引先責任者、商談、ケースなどがオブジェクトになります。

オブジェクト例
取引先 会社、企業など
取引先責任者 担当者、社員など
商談 営業案件
ケース 電話やメールなどのお問い合わせ

オブジェクトを管理する画面を「タブ」と呼び、タブの集合体が「アプリケーション」になります。

取引先と取引先責任者は、共有のオブジェクトですが、業務によって、商談(案件管理)や、ケース(お問い合わせ管理)など、使うデータベースが異なります。業務で必要なオブジェクトを組みあわせると、業務に最適化されたアプリケーションになります。

商談は、売上予測や、見積管理、セールスに特化した機能が備わっています。
ケースは、Webフォームからお問い合わせを連携したり、FAQをWebページに公開するデータに変換したり、コールセンターに特化した機能が備わっています。

ライセンスによって利用できるオブジェクトが異なり、商談もケースも利用せずに、取引先、取引先責任者、活動しか利用できないライセンスも存在します。

ユーザインターフェイス

続いて、主な画面レイアウトを紹介します。

アプリケーションランチャー

アプリケーションとタブを切り替えます。

グローバル検索

一番上に常に固定されていて、Salesforce 内のデータを検索します。
一部のレコードは、サイドバーで、市町村など絞り込みが可能です。
タブ内の検索は、画面上のデータしか検索しません。
※ Salesforce には2つの検索ボックスが表示されていることが多く、非常に間違えやすいので注意しましょう。

お気に入り

レコード、レポート、Chatterグループなどをブックマークできます。
私はよく使うChatterグループ、毎月月末に使うレポートをブックマークしています。

ユーザアイコン

設定には、「組織の設定」と「個人の設定」があります。
メール署名などの個人の設定は、ユーザアイコンの中にあります。設定の他に、ログアウトや、ClassicのUIへの切り替えなども、ユーザアイコンの中にあります。
一般的にはギヤアイコンは設定なのですが、Salesforce のギヤアイコンは組織側の設定で、一般ユーザは設定はできない仕様なので、間違えないように注意しましょう。
私の経験上ですが、ユーザアイコンを登録するか、しないかは、企業の文化に違いがあり、差があります。ユーザアイコンを抵抗なく登録する企業は、Salesforce の定着もかなり早く、ユーザアイコンを登録しないで利用している企業は定着が遅い傾向があると思います。企業の考え方はさまざまなので優劣をつけることはできませんが、あくまで個人的な経験談です。

【動画内容】 (9分程度 ※音声が流れます)

  • 初期設定
  • オブジェクト
  • アプリケーション
  • ユーザインターフェイス

Salesforce は、年に3回バージョンアップがあり、機能がどんどん増えています。
分割ビューや、Einstein Search は近年のアップデートの内容もちゃんと確認しておくことも重要です。
昨年、Salesforce が Slack を買収して大きなニュースにもなっていましたが、Salesforce はGAFA (Google,Amazon,現Meta,Apple)の次くらいの規模まで急成長しているシステムの企業です。
最近テレビCMを非常に目にすると思いますが、Salesforce を目にする機会は増えていくと思います。

今回は、Salesforce を初めて使うユーザの方が、Salesforce がどんなシステムなのかを理解していただく概要の紹介でした。

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