2023.09.06
こんにちは、クラウドソリューション部 カスタマーサクセスチームの坂井です。
今回は、取引先責任者と所属していない取引先を結びつける、関連取引先責任者について説明をします。
今回は、システム管理者向けの内容となっており、システム管理者でないと、関連取引先責任者は設定できません。
一般ユーザの方は作成できませんので、参考程度に確認して頂けると幸いです。
取引先からの視点で「関連取引先責任者」という呼び方をし、取引先責任者からの視点では「取引先責任者-to-複数取引先」という呼び方も存在します。
今回は「関連取引先責任者」という言葉で統一したいと思います。
今回は、関連取引先を説明しようと思いますが、その前に連結オブジェクトについて説明します。
連結オブジェクトは、”多対多”の参照関係を作るために、連結する部分になるオブジェクトのことです。
通常の参照項目では、”1対多”の関係しか結べません。オブジェクトとオブジェクトの間に、「1対多」の2つの参照項目のあるオブジェクトを作ることで、仮想的に「多対多」の関係を作ることができます。
見積商品 対 商品 = 1 対 多
見積商品 対 見積 = 1 対 多
つまり、連結オブジェクトを使用すると
見積 対 商品 = 多 対 多
の管理が可能になります。
取引先と取引先責任者は、基本的には「1対多」の主従関係です。
取引先 対 取引先責任者 = 1 対 多
しかし、例外が存在していて、3~4社など複数の会社を経営する一人の経営者も存在します。
その場合は、
取引先 対 取引先責任者 = 多 対 1
この機能を使用すると、
取引先 対 取引先責任者 = 多 対 多
の管理が可能になります。
正確には、関連取引先責任者を中心に見て
取引先 対 関連取引先責任者 対 取引先責任者 = 多 対 1 対 多
の関係になります。
今回は連結オブジェクトにフォーカスするため、「関連取引先責任者」と呼んでいますが、 Salesforce のヘルプには「取引先責任者-to-複数取引先」という言葉で記載されていますので注意しましょう。
この「取引先責任者-to-複数取引先」は標準機能ですので、カスタムオブジェクトを作ることなく使用できます。
設定画面で「取引先設定」を検索してクリックします。
「編集」をクリックします。

「取引先責任者を複数の取引先に関連付けることをユーザに許可」
にチェックして、オプション設定を選択して、「保存」をクリックします。

取引先のページレイアウトの関連リストに、「関連取引先責任者」を追加します。

既存の取引先責任者を取引先に関連付けするには、取引先の関連リストの「関連取引先責任者」の「リレーションの追加」をクリックします。

取引先責任者を選択します。この時に「ロール」という役割を設定できます。
※「社外取締役」、「外部顧問」なども作成できます。

取引先の関連リストの「関連取引先責任者」に、別の取引先の取引先責任者が関連付けされます。

【動画内容】 (12分半程度 ※音声が流れます)
連結オブジェクトのレポート作成時には注意が必要です。
例えば、見積商品と納入商品という2つの連結オブジェクトがあったとして、見た目上は繋がっているように見えますが、データベース上では繋がっていません。
見積商品 ← 商品 → 納入商品
このような場合は、結合レポートという、擬似的に親オブジェクト同士を結合したように見せる機能を使います。
つまり、2つのカスタムオブジェクトの多対多のリレーションを新規でデータベースを構築しようとすると、カスタムオブジェクトを3つ使用します。
職業紹介所で、職種と募集を管理するとなると、
と2つのオブジェクトを作って、さらに「募集職種」という連結オブジェクトを作ると、
みたいな、多対多のリレーションを作ることが可能です。
難しい内容ではありますが、連結オブジェクトを理解すると、すべての参照関係のカスタムオブジェクトが作成できるようになりますので、ぜひ参考にして頂けると幸いです。
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