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2019.02.25

熱力学第二法則を知っていますか?

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みなさま、こんにちは。
サービス&ソリューショングループ営業の本多です。

今回、何やら小難しいテーマですが、
私の頭で理解しているレベルですので大したことは言っていないと思います。

また、私の独自の解釈を含んでいますので学術的には間違った表現や
認識をしている可能性があります。

とりとめのない話ですが、お気軽に読んでいただければ幸いです。

タイトルにある、熱力学第二法則とは、物理学の一分野である熱力学における、
「エネルギーの移動の方向とエネルギーの質に関する法則」(Wikipediaから)となっています。

説明すると、
「ほっておくと熱いお茶はさめるが、その逆はないという経験則」であり、
「この考えをつきつめると、宇宙はしまいには冷めきって、
星も時間もない『熱的死』をむかえる事になる」

ということです。

エントロピー(煩雑さ)増大の法則とも言われます。

エントロピーという概念を自分なりに理解するには結構時間がかかったように覚えています。

私は「覆水盆に返らず」ということわざのイメージがしっくりきます。

この宇宙では、熱力学的には全ての事象は不可逆なのです。

例えば、テーブルからコップを落としたとして、
拾って元通りテーブルに置いたとしても、そこには持ち上げる為のエネルギーが消費されているのです。

そして、厳密にはエネルギーは有限であり、いつかはなくなってしまいます。

熱力学第二法則では、永久機関は実現不可能とされています。

さて、私がこの法則を知ったきっかけは「銃夢」(ガンム)という漫画です。
1990年から1995年にかけて、当時ビジネスジャンプ(2011年に休刊)に連載されていました。
作者は「木城ゆきと」、ジャンルはSF格闘漫画となっております。

出会ったのは私が大学に入ってすぐの頃だったと思います。
連載は終了していて、なんのきっかけだったか思い出せませんが単行本で読みまして、
すぐにその魅力に囚われてしまい、すべての単行本(全9巻)を買い漁りました。

内容は、主人公のガリィという女性が、いろいろな出来事、出会いや別れを通して成長しつつ、
強敵や、時には世界の不条理に立ち向かい、強く生きてゆく物語です。

世界観としては近未来の地球で、今よりも科学は進歩しているのですが荒廃しており、
サイボーグ技術が確立されています。

ガリィも脳以外は全てサイボーグという身体です。

格闘要素も多く、描写や設定もしっかりして読み応えはあるのですが、
哲学的な内容も多く含んでおり、私はそちらの方に興味を惹かれました。

主人公ガリィの宿敵に、マッドサイエンティストのディスティ・ノヴァというキャラクターがいます。

ナノマシンを開発したり、その技術を使ってあらゆるものを作り出してしまう超天才科学者です。
(漫画ですから。。)

サイコパスな性格なので、時に残虐な行動を取ったり、自己中心的な思考から
目的のためには手段を選ばないなど、卑劣な一面で主人公を苦しめます。

基本憎むべき悪役であるノヴァ教授ですが、私が大いに感銘を受けたシーンがありました。

そこで初めて熱力学第二法則という言葉が出てくるのですが、
ノヴァ教授は、自分が持つ圧倒的な科学力を持ってしても
宇宙の絶対真理である熱力学第二法則には逆らえません。

それを受け入れるのではなく不条理と感じ、むしろ憎んでいると叫ぶのです。
その強烈な生き様は、私にはとても魅力的に映りました。

ちなみに、ノヴァ教授(ザレム人)には自己の存在を根底から揺るがす秘密が隠されていました。
物語終盤で明らかになるのですが、気になる方は実際に読んでお確かめください。

小学生の頃、学研の本で、数十億年後には太陽が膨張し始め、
その影響で地球上の生命は滅亡する、という内容を読んで軽く滅入っていた時以来の衝撃を
熱力学第二法則から受けたことを今でも覚えています。

私も当時18才、まだまだ多感なお年頃だったのでしょうね。

ちなみに、原作の漫画はグロテスクで残虐な描写が多分にあります。
ストーリーやキャラクターなどについては、
私の中では最上位に位置する面白い漫画と自信を持って言えますが、
読む人を選ぶ漫画だと思いますので、ご興味ある方はご注意ください。

最後に、ご存知の方もいると思いますが、
この「銃夢」を原作とした映画「アリータ:バトルエンジェル」が2/22から公開されています。

タイタニックやアバターなどの大ヒットで知られるジェームズ・キャメロンが
原作に惚れ込んで製作を買って出たそうです。

ハリウッド映画ですので、予告を見る限り原作のダークなテイストは鳴りを潜め、
それこそSF格闘アクション映画のように見えました。

機会があれば見に行ってみたいと思います。

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