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2017.11.20
クラウドサービスを連携して使おう!
こんにちは、クラウドソリューショングループでマネージャーをしている西川です。
弊社では複数のクラウドサービスを利用していますが、今回はクラウドサービス同士を連携させる事で、より業務効率を上げる方法をいくつかご紹介します。

GoogleとEvernoteの連携
まずはGoogleとEvernoteの連携をご紹介します。
連携設定を行う事で、Evernoteのノート内から、GoogleDriveのファイルに直接アクセスする事が可能になります。これが結構便利で自分は積極的に使っていますが、Evernoteの更新タイミングと元ファイルの更新タイミングが違う場合や、共有するメンバーが異なる場合などに役立ちます。
例えば、3日後の会議の議題兼議事録ノートを作成する場合に、通常はEvernoteにファイルを添付したら、その添付した時点の情報で更新が止まってしまいます。
会議参加メンバー間で共有されたGoogleDriveのファイルをEvernoteに挿入することで、会議直前まで共有メンバーで元ファイルを更新することができます。

EvernoteとGoogleカレンダーの連携
次にEvernoteとGoogleカレンダーの連携です。
弊社では、社員のスケジュールをGoogleカレンダーで共有するようにしています。そしてお客様との打合せ時など、メモを取る時はEvernoteを活用しています。
メモを取る時に、「目的」「いつ」、「誰」と会ってという情報をノートを作成する際に毎回書く必要があります。Googleカレンダーと連携する事でこの作業を自動化する事が可能になります。
まずはGoogleカレンダーで予定を登録します。

次にEvernote(Web版)でメニューから新規ミーティングノートをクリックします。

Googleカレンダーに登録された予定の中から、議事録として作成したい予定を選択します。

Googleカレンダーの登録情報を元に、自動でこのようなノートが作成されます。

あとは打合せ時にこのノートにメモを取っていくだけです。
GoogleとSalesforceの連携
次にGoogleとSalesforceの連携についてご紹介します。
お客様に訪問した結果はSalesforceの活動として、お客様に紐付けて履歴を残すようにしています。
スケジュールを別々に管理すると二重入力の手間が発生し、予定のブッキングがおきてしまう恐れがあります。
GoogleカレンダーとSalesforceの行動を同期する事で、この問題を解消します。
「Lightning Sync for Google」という機能を使って、GoogleカレンダーとSalesforceを連携させます。
連携すると、先程作成したGoogleカレンダーの予定が、Salesforceでも確認する事ができます。
(Salesforce最新バージョンのWinter'18からは、双方向の同期が可能になっており、Salesforceで入力した予定もGoogleカレンダーで確認する事が出来るようになりました)

あとはEvernoteで記録した議事内容を貼り付けて、お客様情報の紐付けを行うだけでお客様へ活動記録を残す事ができます。
メールとSalesforceの連携
次にメールの内容をお客様に紐付ける方法をご紹介します。
お客様とのやりとりで重要な内容のメールはSalesforceの活動として登録するようにしていますが、紐付けを行う場合には「メール to Salesforce」という機能を使っています。
この機能はメールの送信時に、宛先のBCCにSalesforce固有のメールアドレスを付けるだけで、お客様に送ったメールの内容が自動的Salesforceに紐付く便利な機能です。
非常に便利なのですが、あくまで「送信時」に紐付けの処理を行う為、送信後に紐付け処理を忘れたり、お客様から受け取ったメールを紐付ける事は出来ません。
この問題を解決できる方法として「Lightning for Gmail」という機能をご紹介します。
GoogleChromeの機能拡張にLightning for Gmailが無料で提供されているので、その機能拡張をインストールします。機能拡張が有効化されるとChromeで開いたGmailのウインドウにSalesforceが表示されるようになります。

機能拡張が有効化されるChrome内にSalesforceの画面が表示されるようになります。
Lightning for Gmailの主な機能として
- 送受信したメールを関連先に紐付け(リード、取引先責任者、取引先、商談)
- 未登録のリード、取引責任者をGmailの画面上から作成
- Salesforce内のレコードを検索
- SalesforceのTo-doの管理
などがあります。
お客様より受け取ったメールを後から紐付けたり、新規でメールを送る時にSalesforceにその人のレコードが作られていない場合は、その場で作成できるので非常に便利で効率化に繋がります。
SalesforceとEvernoteの連携
最後にSalesforceとEvernoteの連携をご紹介します。
SalesforceとEvernoteを連携させる事で、Salesforceのお客様のレコード上に、お客様に関連するノートを簡単に紐付けする事が可能になります。

Salesforceのお客様情報とEvernoteが連携する事で、さらにお客様情報を一元的に管理する事ができるようになります。弊社ではイベントで取得したアンケートをEvernoteで取り込んで、お客様情報に紐付けして使う事が多いのですが、お客様訪問時にアンケートの内容などを探す手間が無いのでスムーズに商談が出来るようになります。
皆さんいかがでしたか? 毎日のちょっとした作業でも、それが積み重なると結構な時間を費やす事になります。
クラウドサービス同士を連携させる事でより一層業務を効率化する事ができます。
今回ご紹介したクラウド製品や、業務効率化に関するご質問やご相談などありましたら、お気軽にお問合せください。
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