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2018.01.29
ブレイブ 勇敢なる者「硬骨エンジニア」を見た!
こんにちは、クラウドソリューショングループでマネージャーをしている西川です。
今回は昨年11月にNHKで放送されたドキュメンタリー番組を見て大変感銘を受け、かつ影響されやすい性格も相まってブログにて紹介させていただく事にしました。
まず番組の内容について簡単に紹介します。
「フラッシュメモリーの生みの親である舛岡富士雄氏とそのメンバーの方々が、当時の開発秘話や人間関係、エピソードなどを、アニメも交えながらインタビュー形式で紹介してくれるもの」です。
※番組Webサイト:ブレイブ 勇敢なる者「硬骨エンジニア」
https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/92225/2225516/index.html
フラッシュメモリが市場に出た頃、丁度デジタルカメラを購入していたのでいかに凄い発明だったのかと思い出しながら番組を見ていました。
フラッシュメモリを開発するきっかけや仕組みなども紹介されるのですが、非常に分かりやすい内容でエンジニアでなくても楽しめる内容でした。自分が一番興味を抱いたのが、舛岡氏と開発メンバーの人間関係や組織のマネジメントのあり方についてです。
フラッシュメモリ開発チームのトップである舛岡氏が方針を打ち出し、開発メンバーがそれをどう実現するか一生懸命に試行錯誤する。舛岡氏は開発の会議にも参加せず、日中から酒臭くずっと席で寝ていた。なんて飲み会の席で元部下から散々な評価を受けるシーンがあります。
部下は当時舛岡氏からマネジメントされていたという意識は無かったが、良く考えると舛岡氏は「やりたい事を実現する為にみんなを手足のように使えていた。」「絶対に成功させる為の布陣を組んでいた」という事に気がついて舛岡さんは実はマネジメントが凄かったという結論に至ります。
舛岡氏は自分が苦手とする部分を部下を使って間接的にマネジメントしていたようです。
開発メンバーの中心人物である白田氏も会議では発言を遮らず、自由にやらせていた。皆自由にものをいい結果会議は纏まらないままだったが、その中で新しい発見や新しい技術を次々に生み出していきます。
「技術は、自由にさせるマネージメントをしないと絶対、発達しない」という理念があるからです。
白田氏がメンバーに対してエンカレッジする(励ます)事はあってもディスカレッジする(やる気をなくさせる)事は無いと仰っていた言葉も大変印象的です。
この開発メンバー達は「個性が強いのに、まとまって見えた」とも評価されます。
番組を見ての感想は、組織を運営していく上で、目に見えないマネジメントを行い、部下に自由にやらせて結果を出す、そして個性豊かなメンバーを纏めていくというのは一つの理想形だと思いました。
自分は番組の素晴らしさもあって録画したビデオをもう10回は見返しています。
再放送は今のところ予定されていませんが、NHKオンデマンドでも視聴できます。
再放送の機会があれば是非皆様に見て頂きたい内容です。