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2024.11.11
推し活の行方
こんにちは。経営管理部の吉村です。
今年ももう残りあと2か月を切りました。
ブログを書いている本日11月4日は「いい推しの日」です。
いい(11)推し(04)と読めることから、語呂合わせで2019年に正式に制定されました。
11月4日はアニメやアイドルなど好きなキャラクターや人物(推し)への愛を叫び、布教する日として親しまれています。
「推し活」とは、特定の人や物を応援する活動全般のことです。
推し活を楽しむファンにとって11月4日は推しをさらに盛り上げる日であり、
企業にとってもその熱意を活用し商品やサービスを効果的にPRするチャンスでもあります。
昨今よく耳にする「推し」という言葉。
「推薦する」という意味の動詞「推す」からきたフレーズですが、
もともとはアイドルファンの間で発祥した俗語だと言われています(諸説あり)。
現代の推し活の原型と言える現象が現れ始めたのは、1980年代のアイドルブームがきっかけだそうです。
コンサートに足しげく通いグッズを集め、ファンクラブに加入するなど
現在と変わらない推し活が行われていました。
その後、2000年代に入るとインターネットや携帯電話の普及により、
ファン同士の交流やコミュニティの形成が盛んになっていきます。
このような技術の革新も、推し活の大きな発展に貢献したと言えるでしょう。
近年では推しの対象は多様化し、アニメやゲームのキャラクター以外にも声優やVTuberなど幅広いジャンルに存在します。
「〇〇が好き」という意味合いで「〇〇推し」とフランクに言うことができるため、
自分の好きをカジュアルに伝えやすくポップな印象が感じられます。
「推し」は様々な経済効果も生み出しています。
アイドルのコンサートがあれば遠方から参加するファンの交通費や宿泊費や食事代、
アニメの舞台が特定の地域になれば聖地巡礼としてその地を訪れる多くの人々がいます。
私自身も推し活をする一人で、例えば推しが企業とコラボすれば当然その商品に対して購買意欲が高まります。
グッズが増えれば増えるほど欲しいものも増えていくので、収拾がつかなくならないよう注意したいところです。
ちなみに日本ならではの推し活グッズで紹介すると、推しを飾ってお祈りできる仏壇として、推し壇という商品が販売されています。
”推し”の活躍を応援する際に”神”という言葉が使われるのを聞いたことがないでしょうか。
そういった意味で推しは手を合わせたいほどの対象である方もいることに目を付けた、斬新なアイディアで面白いなと感じました。
みなさまにとっての「推し」は何を思い浮かべますか?
好きなものに思いを馳せるとストレス解消ができたり、共通の趣味を持つ人たちと交流して心の豊かさを得たりできます。
何かを好きという気持ちは、活力となりわたしたちの生活を潤してくれますよね。
そんなことを考えながら、いい推しの日を過ごしています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。