2026.04.06
代表の中野です。
近所のイオンへ買い物や映画によく行きます。
そんなとき、決まって立ち寄るのがイオングループの書店である「未来屋書店」です。
先日、その未来屋書店で「未来屋書店特別企画 作家100」という小冊子が目に留まりました。
2026年は、イオンが株式会社化されてから100年を迎えるそうです。
この「作家100」は、ひとことで言えば、「本、読書」について100名の作家がコメントを寄せる企画とのことでした。
言葉を操るプロである100名の小説家が、本に対する思いをどのように表現するのか。
そこに興味をひかれました。
しかも、コメントはすべて直筆です。
書体にもそれぞれの個性が表れており、中にはイラストを添えている方もいて、眺めているだけでも楽しめます。
今回は、その「作家100」の中で特に印象に残った言葉を、いくつかご紹介します。

物語は
書かれた時ではなく
読まれたときに
生命を灯す
出典:青山 美智子 氏
おいしい料理も、作られた瞬間ではなく、食べたときに感動が生まれます。
それと同じように、物語もまた、読まれて初めて命を宿すのかもしれません。
さらに、同じ作品であっても、読む人や読む時期によって受け取り方が大きく変わるのも面白いところです。
いつかの誰かの物語が
かならずあなたを助けてくれる
出典:安壇 美緒氏 氏
たしかに、つらいときや困難に直面したとき、言葉や本に支えられた経験は、誰しも一度や二度はあるのではないでしょうか。
本はサイコーのひまつぶし
出典:王谷 晶 氏
日本人で初めて英国推理作家協会賞ダガー賞(翻訳部門)を受賞した王谷氏の『ババヤガの夜』は、まさに“ひまつぶしにサイコーの一冊”と言えるかもしれません。
タイトルは忘れても物語は覚えている
それがいい作品ならば
出典:大沢 在昌 氏
映画でも歌でも、強く印象に残ったフレーズは長く記憶に残ります。
人の心に残るのは、単なる“情報”ではなく、心が動いた痕跡なのだと思います。
読書は想像力の種
出典:湊 かなえ 氏
本を読むことで心の中に種がまかれ、その積み重ねが豊かな想像力を育てていく。
そんな意味なのだろうと思います。
時代に流されすぎない生き方を、本から学ぼっ!
出典:綿矢 りさ 氏
流行や周囲の空気に振り回されるのではなく、本を通じて思考を深め、自分の軸を持って生きていこう。
そんなメッセージとして受け取りました。
そして、最後に特に気になったのが、こちらです。
未来屋書店様
「〇〇〇〇」
出典:吉田 修一 氏
大ヒット映画『国宝』の原作者でもある吉田修一氏は、個人的に今イチ押しの作家です。
現在、日経新聞朝刊で連載されている『タイム・アフター・タイム』も、毎朝胸をときめかせながら目を通しています。
ところが、この「作家100」では、100名の中でただ一人、コメントらしいコメントがありません。
これをどう読み解けばよいのか。
あえて言葉を置かないこと自体に、何か意味が込められているのでしょうか。
そんなことまで考えさせられる、やはり魅力的で気になる作家だなと感じました。
昨年四月から連載スタートした『タイム・アフター・タイム』はもうすぐ終了を迎えると思われます。
今年中に書籍化されるであろう作品の刊行が、今から待ち遠しくてなりません。
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