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2021.07.05
自分の経済常識レベルを測る「日経テスト」受験体験記について
こんにちは、代表の中野です。
自分では比較的常識はある方だと思っていますが、人から「常識がありますね」と言われたことは一度もありません。
かねてより自身の常識が一体どの程度のものなのか知りたいというささやかな欲求を満たすべく、去る6月27日、日経テストなるものを受験してみました。
日経テストの存在自体は新聞広告などで以前から知っていたのですが、受験するのは今回が初めてです。
日経のHPによると、
「日経テストは、5つの評価軸と6つの出題ジャンルで、視野の広さ・視座の高さ・視点の鋭さを客観的に測定します」
とうたわれてます。
6つの出題ジャンルは以下の通りです。
- 経営環境・産業動向 < Environment >
- 企業戦略 < Corporate Strategy >
- 会計・税務 < Finance >
- 法務・人事 < Law >
- マーケティング・販売 < Marketing >
- 生産・テクノロジー < Technology >

ちなみに公式テキストにある例題を一つご紹介します。
(例1)日本経済に関する数字で、(A)は(B)の3倍強にあたる。当てはまる組み合わせはどれか。
- (A)=国と地方の借金 (B)=GDP (国内総生産)
- (A)=GDP (B)=国の予算
- (A)=家計の金融資産 (B)=国と地方の借金
- (A)=家計の金融資産 (B)= GDP
当然ながら、各項目の数値が頭に入っていないと回答できません。
おおよその数値は以下の通りです。
- GDP:550兆円
- 国家予算:100兆円 ※(2020年度予算案、補正予算除く)
- 国と地方の借金:1100兆円
- 家計の金融資産:1800兆円
ですので、正解は4となります。
上記6つのジャンルに分かれて合計100問出題されますが、TOEICやTOEFL同様、合格・不合格はありません。
日経テストはスコアによって知識の保有量を示すものです。
参考までにスコアの目安は以下の通りとされています。
700点~ | 幅広い視野と高い知的能力を持った、高度なナレッジワーカー。 |
---|---|
600点~700点 | 企業人として必要な知識と知的能力をバランスよく備えた、状況対応力の高い人材。 |
400点~600点 | 日常のビジネス活動を着実にこなすことのできる、実務遂行力を備えた人材。 |
~400点 | ビジネス活動をこなすのに必要な知識、知力が、やや不足。 |
企業経営者という立場上、400点未満はなんとしても回避したいところです・・・。
受験方法は、全国主要都市の「テストセンター」で受験するものと、最新問題をオンラインで受験するパターンの二通りです。
今回は受験料が5500円と、テストセンターより1100円安い後者のオンライン受験を選択しました。
こちらがオンライン受験票の実物です。
オンラインによる自宅部屋での受験とはいえ、カメラ越しに自身の顔画像&身分証明書を撮影登録したり、試験中はカメラオンで録画チェックされ、トイレ離席や飲食は禁止という、試験会場さながらの緊張感です。
開始前にトイレを済ませ、少々の水分を摂り、準備万端でいざ試験スタートです!
・・・
制限時間80分をフルに使い切り、試験終了。

▲オンライン受験票
今回どんな問題が出題されたかを明らかにするのはご法度なので詳細は控えますが、新型コロナによる企業業績の動向およびその変動理由など、日ごろから最新のニュースをチェックしていないと解けない問題が多いな、というのが実感です。
結果発表は8月中旬です。
はてさて、自分の立ち位置は
「高度なナレッジワーカー」なのか、
「ビジネス活動をこなすのに必要な知識、知力が、やや不足」という烙印を押されるのか。
ヒヤヒヤ、ドキドキしながら8月の結果発表を待ちたいと思います。
この日経テスト、人事評価の査定や昇格試験に活用している企業もあるとのこと。
次回のオンライン受験は11月です。
ぜひご自身の経済常識度を測りたいという方は、一度受験されてみてはいかがでしょうか?
