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2023.10.18
Salesforce のシステム管理者の設定 〜アプリケーションをカスタマイズしてみよう〜
こんにちは、クラウドソリューション部 カスタマーサクセスチームの坂井です。
今回は、アプリケーションマネージャについて説明をします。
今回は、システム管理者向けの内容になっています。
システム管理者でないと、アプリケーションマネージャは設定できません。一般ユーザの方は作成できませんので、参考程度に確認して頂けると幸いです。
アプリケーションとは?
アプリケーションというと、Excel のような表計算ソフト、Gmail や GoogleドライブのようなWebツール、Google レンズのようなスマホのカメラアプリ、さまざまなソフトウェアの総称として用いられるのが一般的です。
Salesforce のアプリケーションは広い意味では同じですが、若干ニュアンスが異なります。
Salesforce には、取引先、取引先責任者などとのタブがあると思いますが、ライセンスによっては100以上のタブが存在して、その中から必要なタブを選択したタブの集合体を、アプリケーションと呼びます。
普通は機能を作り込んでいってタブを追加するイメージですが、Salesforce では、あらかじめ準備されたタブ(標準オブジェクト)と、組織ごとにカスタマイズされたタブ(カスタムオブジェクト)を選んでアプリケーションを構築するイメージになります。
アプリケーションの例
たとえば、特定の会社で標準オブジェクトの「キャンペーン」は、経理担当は使うことがありません。しかし、営業担当には必要なオブジェクトです。
このように、業務によって必要なオブジェクトが異なりますので、アプリケーションというタブにまとめたフォルダのようなものを切り替えて業務を遂行します。
アプリケーションランチャーで、アプリの切り替えが可能です。
アプリケーションの作成
システム管理者のアカウントで、設定画面で「アプリケーションマネージャ」を検索してクリックします。
「新規 Lightning アプリケーション」をクリックします。
画面の指示に従って、アプリケーション名などを登録します。
設定を進めていくと、ユーティリティ項目で画面下のユーティリティバーなども設定できます。
ナビゲーション項目で、タブを選択します。
アプリケーションを表示し、プロファイルを選択して、「保存して終了」をクリックします。
タブのカスタマイズ
アプリケーションのタブは、右上の鉛筆マークにユーザ単位でカスタマイズが可能です。
編集画面で、タブを追加したり並び替えが可能です。
【動画内容】 (11分程度 ※音声が流れます)
- アプリケーションマネージャ
- ユーティリティーバー
- ホーム画面
- ダッシュボードの埋め込み
- レポートグラフの埋め込み
ユーティリティバー
アプリケーションマネージャで、さまざまなツールを展開できるユーティリティ項目を設定できます。
メモや、ToDoリスト、閲覧履歴などさまざまなツールを追加できます。Service Cloud では、ライブチャット、CTI、マクロなどが使用可能です。
つまり、上記のアプリケーションの例でいうと「保守管理」のアプリケーションのみに、ライブチャットや、CTIなどの専用ツールをすぐに表示できる設定が可能です。
ユティリティー項目は、アプリケーションマネージャのユーティリティ項目で設定できます。
まとめ
このアプリケーションの設定は最初にしますが、Salesforce のメンテナンスを繰り返すたびにアプリケーションマネージャも更新が必要です。
アプリケーションのメンテナンスを忘れていたり、バージョンアップで機能も増えるため、その時によってアプリケーションの最適な設定にするだけでも業務の効率が変わることもありますので、この機会に一度、アプリケーションの設定を見直して頂けると幸いです。