2021.06.07
代表の中野です。
近年、ノーコードが注目されています。
ノーコードとはプログラミングを学んだことがない人でも、アプリケーションを作ることができるツールのことです。
背景には、DX(デジタルトランスフォーメーション)、ITエンジニア不足、環境変化への迅速な対応などが挙げられます。
最近脚光を浴びているノーコードに「Yappli(ヤプリ)」があります。
「Yappli(ヤプリ)」はノーコードでiOSとAndrooidのネイティブなアプリを短期間で開発できます。
ほんの数年前まで、ノンプログラミングでスマホアプリができるなんて考えられませんでした。
弊社が扱っている Salesforce もノーコード機能を備えたツールです。
簡易なものであれば、プログラムを書かなくても標準設定ベースでシステム構築が可能です。
ノーコードの利点として、以下三点が挙げられます。

個人的には「1」の効果が一番大きいと判断しています。
システム開発の問題の一つに仕様の伝達ミスがあります。
時間をかけてできたシステムがユーザの要求にあっていなかったり、ずれが発生することです。
ユーザインターフェースを含め、ユーザ自身が自分の好みに合わせて開発することができれば、理論的にこの問題は発生しません。
利点ばかりにみえるノーコードですが、課題はあります。
プログラミングを知らなくても良いとはいえ、最低限のツールの操作学習は必要です。
ちなみに Salesforce はレベルに応じたトレーニングが充実しており、Trailheadという楽しみながら学べる教育プログラムが準備されています。
また、システムの規模が複雑かつ大規模になれば、全てをノーコードで実現するのは困難です。
内容に応じて、ノーコードに加え多少の開発(ローコード)も必要になってきます。
ノーコードオンリーで全てのシステムを実現する時代はまだまだ遠い先のことになるでしょう。
大工が不要のハウスメーカーが台頭しても、世の中から工務店が消滅しないのと理屈は同じかもしれません。
ノーコード普及にみる、これから社会人が兼ね備えるスキルとして二点挙げられます。
まず一点目は、デジタルスキルです。
便利なノーコードツールが普及してきたからこそ、なおさらそれを使いこなすためのデジタルスキルが要求される世の中になります。
上記で説明したように、ノーコードツールを使いこなすにも最低限のデジタルスキルは必要だからです。
業種、規模を問わず、社員のITリテラシーの底上げは、企業の浮沈のカギを握る喫緊の課題といえます。
余談ですが、転職市場においても、デジタルスキルの有無が客観的に判断される世の中になるでしょう。
IT関連のデジタルバッジ、オープンバッジを保有しない中高年を、若いデジタル世代が冷ややかに見る、、、という社会構図が加速することが想像されます。
二点目は、真の目的を引き出すカウンセリング能力です。
引き出す相手はユーザ、自社、あるいは自分自身です。
ITツールは文字通り「道具」です。
ツールは手段であって目的ではありません。
ややもすると我々ITベンダーは、機能性、有用性、競合製品との差別化などに目を奪われがちです。
「お客様ありき」を念頭に、ユーザが実現すべき、理念、ビジョン、目的を見失わないようにしなければなりません。
ツールの進化発展と同時に、我々ITベンダーが果たすべき役割や学ぶべきことは逆に増えてきたな、と感じさせられる今日この頃です。

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