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2024.08.19

〜温故知新〜 昭和家電を使って最新のUIを考える

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こんにちは、クラウドソリューション部の西川です。

昨年から趣味で古い家電、オーディオなどをオークションやリサイクルショップを漁って、気に入ったものを購入しています。

ターゲットとしては自分の生まれた70年代〜90年代後半(昭和〜平成初期)のもので、自分がかつて所有していた、実家にこんなのあった、持ってないけど改めてみるとカッコいいと思えるものが中心です。

ここ1年でミニコンポ、カセットプレーヤー、カーオーディオ、携帯ラジオ、扇風機を購入しました。

ジャンク品扱いだったミニコンポ、簡単な清掃でとりあえず使えるようになりました。
ボタンが沢山ついていたり、色々なところが光るのが男心をくすぐります。

購入にあたっては中古なので当然そのまま使えないもの、状態が悪いものも多いので、清掃や修理が必要な場合もあります。

ジャンク品などの動作確認が取れていないものなどは購入するには勇気が必要です。
最悪使えなくても飾り物にはなるので外観だけでも状態が良いものを選ぶようにしています。

簡単な修理であれば自分でできるようになると中古品購入のハードルも低くなるのでスキルを身に付けたいと思っています。
Youtubeで修理動画など見てできそうなものはチャレンジして経験してみる事が大事です。

カセットプレーヤー修理例

カセットプレーヤーは発売から30年以上も経過すると経年劣化で駆動ベルトが溶けている事が殆どです。 Sonyのウォークマンは裏蓋を外すとすぐにベルト交換が出来るので比較的、修理が簡単です。

メカメカしい内部が好きです。小さい筐体によくこんな機構を詰め込めたものだと驚きます。

Panasonicはベルト交換をするにはメイン基板のハンダを外す必要があり素人には少しハードルがあがります。

ハンダごての作業って中学以来だったのでもっと修行が必要です。

カセットテープは実は今でも家電量販店で新品が購入ができるんですが、オークションで使用済みを買うと古い音源が入っていて、何が入っているかわからないドキドキ感が味わえます。デザインもカッコいい!

デザインが気に入って買った自分の生まれた年よりも古い扇風機。去年かった最新のサーキュレーターより風力があります。

これらの製品はデザインや懐かしさで所有欲を満たしていたのですが、使っていて気がついた事があります。

それは「なんだかわからないけど非常に使いやすい」です。

なぜ使いやすいのかと考えたところ、

直感的な操作ができる からです。

当時タッチパネルが存在していなかったので当然ですが、物理ボタンやダイヤルで操作をします。

物理ボタンなので、一つのボタンには一つの機能、役目しか割り当てが出来ない為に、
何を触ればどうなるかシンプルでわかりやすい作りになっています。

扇風機で比較してみましょう。

昭和の扇風機は風量のボタンを1回押すだけで必要な強さの風が出てきます。
首振りは固定、タイマーはダイアル式です。

一方家にあった数年前に購入した扇風機は

①電源を押す
②風量を必要な回数押す(最大だと5回も)
③首振りを押す(設定を固定できないので毎回押す事に)
④タイマーもタイマーボタンを押して、必要な時間になるまでボタンを押し続ける

と好みの設定になるまでとにかくボタンを何度も押しまくる操作です。

最新の家電やオーディオはタッチパネル化も進んでいるので細かい設定はできるかもしれませんが、画面を見ないと操作できないなど不便になっている気がします。

例えば車の運転中にタッチパネル操作で風量を変えるなどは画面を見ないといけないので大変危険です、手の感触で操作ができる物理ボタンやダイアルを残した方が安全です。

直感的に分かる操作感など昭和家電を使っての気づきを、お客様に提供するモノづくり、システム開発に活かしていきたいとおもいました。

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