2026.09.24
こんにちは、CS部の平石です。
Salesforceのバージョンアップに伴い、様々な仕様やセキュリティの変更が発生し、その都度対応に追われているエンジニアの皆様もいらっしゃるかと思います。
今回はバージョンSpring’26以降、新規接続アプリケーションの作成が制限されるようになりましたので、新たに次世代の接続アプリである外部クライアントアプリケーションによる外部システムとの連携について紹介したいと思います。
外部クライアントアプリケーションとは、APIとセキュリティプロトコルを利用して、外部アプリケーションをSalesforceと統合することができる外部システム連携のためのアプリケーションです。
認証方法はパスワードの送信が不要なクライアントログイン情報フローやJWTフローログインフローなど様々な方法がありますが、今回はクライアントログイン情報フローを使用した方法を紹介します。

Salesforceの設定メニューから外部クライアントアプリケーションを開き、新規作成をします。下記のように、設定項目を入力し保存します。



保存後、ポリシーの編集を行います。


ポリシーの保存ができたら、再度、外部クライアントアプリケーションの設定タブに移動し、コンシューマーの鍵と秘密を取得します。

IDを検証後(再度ログイン情報の入力が求められます)、コンシューマーの秘密と鍵が表示されます。

それでは、取得したコンシューマーの鍵と秘密を使用して、REST APIの認証の確認を行います。今回はChromeの拡張機能であるTalend API Tester(Free Edition)で接続の確認を実施します。
METHODに「POST」を指定し、SCHEMEに「https://[私のドメイン名].my.salesforce.com/services/oauth2/token」を指定します。HEADERSのContent-Typeには「application/x-www-form-urlencoded」を指定し、BODYのgrant_typeに「client_credentials」、client_idに1.の手順で取得したコンシューマーの鍵を、client_secretにコンシューマーの秘密を指定します。これでSendボタンを押下すると、access_tokenを取得することができます。


こうして取得したaccess_tokenを使用して接続した組織に対してREST APIを通じてデータの取得や操作が可能となります。
試しに、組織からAccountのデータを取得してみましょう。METHODに「GET」、SCHEMEに「https://[私のドメイン名].my.salesforce.com/services/data/v52.0/sobjects/Account/describe」を指定し、HEADERSのAuthorizationに「Bearer [取得したaccess_token]」(Bearerとaccess_tokenの間には半角スペースが必要です)を指定してSendボタンを押下すると、ResponseのBODYにAccountの情報が取得できます。


いかがでしたでしょうか。外部クライアントアプリケーションを使用すれば、ユーザーのパスワードの流出も防ぐことができ、堅牢な外部システム連携を構築できます。ユーザーのログイン時に2段階認証が求められるのが一般的になるなど、今後もユーザーの認証方法がアップデートされることは度々発生すると思われます。その都度、ベストな方法を用いてアプリをアップデートしていかなければなりません。
最後になりましたが、私のCS部としてのブログは今回が最後の執筆となります。一旦Salesforceの開発からは離れますが、またエンジニアの一人として別の分野でも有益な情報を共有出来たらいいなと思います。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
2026.09.24
SalesforceのSpring ’26以降、新規作成が制限される「接続アプリケーション」に代わり、次世代の「外部クライアントアプリケーション」を利用する方法を解説します。クライアントログイン情報フローの設定から、Talend API Testerを使ったアクセストークンの取得、REST APIによるAccount情報の取得まで、実際の手順に沿って紹介します。
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