2021.09.02
こんにちは、クラウドソリューション部 カスタマーサクセスチームの坂井です。
前回の Salesforce の連携機能に続いて、「 Salesforce アンケート」と「メール to ケース」を組み合わせた使い方を紹介します。
もし前回の記事をご覧になっていなければ、アンケートの前編から見ていただけると幸いです。
【動画内容】 (15分程度 ※音声が流れます)
まずは、簡単にケースについて説明します。
まずは簡単に、基本的なケースの機能について説明します。
ケースは問い合わせを管理する機能です。解決したらステータスをクローズにします。
今日は何件の問い合わせが来て、未解決のケースが何件あるかなど、社内で共有するために使用します。

対応状況などをケースコメントに残します。

ケースを使えるライセンスは限られています。主に Service Cloud の機能で、 Salesforce Platform ライセンスでは利用できません。
(アプリケーションランチャーで、ケースを検索して表示されれば、ケースが使えると思います。設定してない制限がかかっているだけの場合もありますので、表示されなくても使えることがあります。)

ケースは、Webフォームや、メール、Chatterなど、さまざまツールで受け取った内容をケースに登録する機能があります。
電話や訪問時などの問い合わせのケースは、手入力になります。
ケースにはファイルを添付できます。
例えば、初期不良商品の対応であれば、破損箇所の写真、購入店舗のレシート、メーカー保証書など、複数の添付ファイルを保存できます。
メール to ケースのメールの添付ファイルもここに保存されます。次のエスカレーションされた人と情報共有できます。

ケースには、割り当てルールが設定できます。
メール件名によって、割り当てる人を変えることができます。
エスカレーションルールを使うと、一定時間、ケースの状況が更新されないと、別のユーザに割り当てられます。
ナレッジが利用可能なライセンスがあると、ケースとナレッジを連携できます。
ナレッジとは、Webページのよくあるお問い合わせの記事です。クローズしたケースは、ナレッジと連携してWebで公開することができます。
Webから入ってきた問い合わせを、Webへフィードバックできるので、コールセンターの負荷の軽減や、顧客満足度の向上に繋げることができます。

Web to ケースなど、外部との連携機能の一つで、メールを受け取ると自動でケースを登録する機能です。
メール to ケースは普通にメールアドレス宛の送信では、Salesforce でメールを受信することができません。
メールソフトで返信先アドレス(Reply-to)の設定をしているメールに対して返信するか、特殊なアドレス宛に返信することで、Salesforce でメールを受信することができます。
この特殊なアドレスは、mail toリンクを使うと、ハイパーリンクにメールアドレスを埋め込むことが可能です。

動画を参考に、メール to ケースの設定をして、メールアドレスの認証が完了すると、下記のような、メールサービスアドレスが発行されます。
このアドレスを返信先アドレス(Reply-to)として設定したり、mailtoリンクで使用します。

ここがポイントですが、メール to ケースはReply-toの設定をしているメールソフトから送られたメールの返信メールが対象です。
Reply-toの設定は、メールソフトで呼び方も設定方法も違うのですが、Gmail と Salesforce であれば下記の画面から設定できます。


HTMLのハイパーリンクを使って、ワンクリックでメールの作成画面を起動するリンクが作ることができます。
これに、メール to ケースのサービスメールアドレスを埋め込んで、 Salesforce でもケースを受け取ることができます。
mailto:メールアドレス?subject=メール件名&body=メール本文
mailto:test@XXXXl.com?subject=修理依頼&body=製品番号、故障箇所と購入レシートの写真を添付して送ってください
mailto:test@XXXXl.com?subject=チケット予約&body=公演日、カタカナフルネーム、希望枚数、を送ってください
※メールソフトの送信者名は表示されているかも知れませんが、メール上なので、個人情報の観点からカタカナフルネームが無難かもしれません。
mailto:test@XXXXl.com?subject=メルマガ解除&body=本文は変更せずにそのまま送信してください
※mailtoリンクの一般的な例で、メール to ケースの例ではありません。
さらに、mailtoリンクはCCも登録できるので、自分のメールアドレスと、メール to ケースのメールサービスアドレスの、複数のアドレスにメールを送ることができます。Reply-toより自由度が高いです。
mailto:メールサービスアドレス?cc=自分のメールアドレス&?subject=メール件名&body=メール本文
mailtoリンクは、メール件名を指定できるので Salesforce のケース側では、そのまま件名になり、ケースの管理がしやすくなります。
いろいろなパターンのmailtoリンクを埋め込んだメールテンプレートを作成することもできます。

このリンクは、メール本文に埋め込むと、メールソフト上でリンクをクリックするので、メールソフトのメール作成画面が起動します。
しかし、このリンクはブラウザで閲覧されると、mailtoリンクからメール作成が正しく画面が起動しない可能性があります。例えば、メールソフトに自動メール転送機能を使って、他のデバイスでメールを閲覧している場合なども考えられます。
また、Webページに埋め込むと、メールを送信できない人が発生するので、Webページにはmailtoリンク埋め込まないようにしましょう。テストする場合は、メールを自分自身に送信して、mailtoリンクが動作するか確認が必要で、利用できるシチュエーションが限られてくるので、注意しましょう。
アンケートを有効化すると「Embed_a_Survey_Link」と「Embed_a_Survey_Question」の2つのメールテンプレートが自動で作成されます。
「Embed_a_Survey_Link」を使おうとするとアクセス権の設定が難しかったので、「Embed_a_Survey_Question」のメールテンプレートの利用をオススメします。
このアンケート専用のテンプレートに、mailtoリンクを埋め込むことで、「Salesforce アンケート」と「メール to ケース」を組み合わせた、変則的な使い方が可能になります。
今回は「アンケート」と「メール to ケース」を組み合わせる面白い使い方ができそうな気がしたので、メール to ケースを中心にいくつかご紹介してみました。
ワクチン接種記録書にも応用できないか考えてみましたが、個人情報を含んでいることが多いので、メール to ケースでは受け取るのは難しいと思います。
Web to ケースを添付ファイルを受け取れるように開発するか、「Salesforce Feedback Management ライセンス」を契約しアンケートで添付ファイルを受けれるようにするなど、他の方法を考えましょう。
それぞれの機能を、個人情報を取り扱うリスクを理解した上で、適切な機能を利用しましょう。
2026.06.08
今回は、初めて訪れた青森県の奥入瀬渓流の感動を綴った旅行記です。新緑の美しさや苔の表情、川の流れや滝の音、森の香りなど、五感で味わう自然の魅力満載です。実際に自然の中を歩くことで気づく奥入瀬の美しさを紹介しています。
2026.06.01
一倉定氏の著書『一倉定の経営心得』を通じて、経営の本質を考察しました。「会社の真の支配者は、お客様である」「優柔不断は、誤った決定よりなお悪い」など、厳しくも核心を突く提言から、社長の決断力や顧客視点の重要性をあらためて実感した内容です。
2026.05.25
熊本県五木村で体験した、人生初のバンジージャンプについて紹介します。高さ66mのジャンプ台、飛ぶ順番を選べない緊張感、スタッフの勢いあるカウントダウンなど、飛ぶ直前の恐怖がリアルに伝わります。飛び終えた後の達成感や爽快感、五木村の自然の美しさも印象的な内容です。
2026.05.22
生成AIの普及により業務効率が高まる一方で、AIを悪用したフィッシングメールやマルウェア作成、ディープフェイク詐欺などのリスクも広がっています。さらに、業務利用では機密情報の入力、誤情報の利用、著作権侵害にも注意が必要です。AIを安全に活用するため、入力情報の管理、出力結果の確認、不審な連絡への本人確認の重要性を解説します。